UNFOLD

杜子春

芥川龍之介

洛陽の都で無一文になった若者・杜子春の前に、片目の老人が現れ、黄金の在処を教える。大金持ちになっては使い果たし、それを二度くり返した杜子春は、人間に愛想を尽かして仙人になろうと願う。老人=鉄冠子は、峨眉山でひとつの試練を課す。何を見ても、何をされても、決して口をきいてはならない——。芥川龍之介が中国の古い物語をもとに、児童雑誌「赤い鳥」のために書いた六章の童話。本文は青空文庫の新字新仮名版を収録している。