竹取物語
竹を取って暮らす翁が、光る竹の中に三寸ほどの子を見つける。育てられた娘は三月で一人前の背丈になり、かぐや姫と名づけられ、その美しさは都じゅうに知れ渡る。五人の貴公子が求婚し、姫は仏の御石の鉢、蓬莱の玉の枝、火鼠の裘、龍の首の玉、燕の子安貝という不可能な品を求める。だれも果たせず、やがて帝までが心を寄せる。八月十五夜、月から迎えが来て、姫は不死の薬と手紙を残して昇っていく。帝はその薬を天に最も近い山で燃やさせ、その山は「ふじの山」と呼ばれるようになった。日本最古の物語。本文は日本語版ウィキソースにある國民文庫の翻刻を収録している。
