UNFOLD

セロ弾きのゴーシュ

宮沢賢治

町の活動写真館でセロを弾くゴーシュは、楽団でいちばん下手で、楽長に叱られてばかりいる。夜、ひとり小屋で練習していると、三毛猫が、かっこうが、狸の子が、野ねずみの親子が、つぎつぎに訪ねてきては勝手な注文をする。追い返しながら付き合ううちに、ゴーシュの音は変わっていく。音楽と、教えることと、下手であることをめぐる宮沢賢治の童話。本文は青空文庫の新字新仮名版を収録している。