UNFOLD

ごん狐

新美南吉

ひとりぼっちの小狐ごんは、いたずらばかりして村人を困らせていた。ある日、兵十が捕った鰻を逃がしてしまう。そのすぐあと、兵十の母が死んだと知り、あの鰻は病の母に食べさせるものだったのではないかと思い至る。ごんは償いのつもりで、栗や松茸をこっそり兵十の家へ運びはじめる。だが誰がしているのか兵十は知らない。新美南吉が十八歳で「赤い鳥」に発表し、いまも教科書に載り続ける童話。本文は青空文庫の新字新仮名版を収録している。